黒部の美しき湧水の町・生地

富山へ家族旅行へ出かけてきました。今年は末っ子が高校三年なので家族が一緒に行動できる最後の年だろうということで旅行を妻が計画したわけです。
宿を手配する幹事は次女、レンタカーのミニバンの手配は長女、資金手配は妻というように適切な役割分担でかくいう僕は運転手。
寄り道をしながら初日は福光へ行き、割烹旅館で宿泊。昭和レトロをイメージしてというよりもそのまま古いものが残っている松風園という旅館では丁寧なお料理とおいしいお酒を満喫しました。宿の詳しい話はまた次の投稿ということで(書き出すと写真もたくさんあるし、文章も長くなってしまうので)今日は立山から地下深く潜って海岸端の町に豊富に湧いている清水の里「生地」のことを少し。
d0035104_234979.jpg生地は黒部の扇状地の最も海側の町で静かな漁師町です。左の写真は中島の清水と呼ばれるところで地下から直接地面に湧き出している水のまさに湧き上がった瞬間の波紋です。透明な水にきれいな水ゴケ。濁りのかけらも感じられない水です。
この特に何の変哲もない町を歩くと2~3分に1ヵ所くらいの割合で家並みの間に小屋掛けされた湧水井戸があります。
この水がとても冷たく清冽で、しかもごくごく普通に飲める正真正銘のキレイな天然水なのです。町内の方が皆、お金を出し合って井戸の周りが汚れたりしないように屋根をつけ、水槽を整備し、輪番で水場の清掃をきちんきちんと行って、この清冽なる湧水が守られているのです。
感動しました。水の旨さはもちろんのこと、当たり前に生活水として使うために皆がルールを守って汚さぬように使っているのですから、とっくに忘れられてしまった公衆道徳というものがここにはしっかりと根付いていることを実感しました。
約1時間歩いてだいたい10ヶ所くらいの水を飲んで歩きました。どれも新鮮でおいしかったです。
d0035104_23244554.jpgこの左の写真の清水は前名寺の清水で最古の清水という説明がありました。鉄管を3本地中に打ち込んであるんですが、そこからとうとうと水が湧き出し、コケの一つもない池を常に満たしているちょっと不思議な感じすらする場所です。
寺の本堂の裏庭にあり、やぶ蚊にさされつつここでもおいしい水を堪能しました。山の水場でもこれほど豊富できれいに保たれているところはあまりないような気がするのですが、どうでしょうか?渇水が死活問題にまでなった今年の夏ですが、立山の大きな自然の懐はこうやって小さな町に最高の自然の恩恵を与えてくれているのでした。凄い町です。改めてゆっくりと行ってみたい町が一つできました。また機会があったら必ず訪れたいと思います。

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by yamomet | 2005-08-31 23:29 | 生活ダイアリー


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