本日の日替わり弁当・焼肉弁当

今日は豚の肩ロースをちょっと厚切りにして作った焼肉をメインに菜花と海老しんじょの煮浸し、厚揚げのキノコあんかけです。
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焼肉は概ね一人当たり100gくらいなので、他のおかずと合わせれば、ちょっとボリューム感があるだろうと思います。この数日、弁当箱を切り替えてから、キッチンスケールが手放せません。

ではこれからひげを剃って出社いたします。
昨晩の寝相が悪かったのか、寝癖バリバリです。早く直さないと・・・・

本日のお題は「お弁当のおかず考」

「お袋の弁当って忘れられないよなぁ。」という中には本当においしくて忘れられないお弁当とこれだけは勘弁してくれという両極が含まれる。

以前に勤めていた事務所で「母ちゃんの手作りのお弁当だけは絶対に嫌だ。」という若い職員がいた。理由はアルミのカップとかハランとかを使わないので、おかずの汁がご飯に染みてしまって開けた瞬間から食べ残しを食べているような気になるから、なのだという。

「特に煮魚の入った弁当は一生食べたくないですね。」と真顔で言っている。
恐らく薄い煮汁がご飯の下一面に滲みていて生臭いような弁当になってしまっていたんだろうと想像する。

おかずを何にするか、ということは今のように仲間に食べてもらうお弁当を作っていると、真剣に悩む。ただ隙間を埋めるために主菜以外はわさび漬け、味噌漬け、沢庵と漬物を小分けにして入れて誤魔化すとかはやりたくない。

まして、前述の職員のような弁当アレルギーにしてはいけないので、前の晩のおかずが朝食に出て、まったく同じものがお弁当に入っているというのはやりたくないし、盛り付けに工夫のないのも嫌だ。
そう考えると何を作って良いのか正直なところ、分からなくなることも多い。

事実、昨晩も深夜に買い物で寄ったスーパーであまりにカブが高くて、小さいかぶら蒸しを作ろうと思ったが、断念した。そうなると代わりのものを何か相応のボリュームで入れなければならない。ここで思考停止状態になる。

甘辛い煮物はややもすると甘辛い焼肉のタレとかぶる。
タケノコとサトイモの煮物は味こそ違えど、月曜にも出してる。
焼き肉の横に炒め物は脂肪を摂りすぎるような気がする。

こうなってくると堂々巡りで何も決まらない。
ぼーっとテレビを見ながら、気を取り直してとりあえず米だけ仕掛ける。

一時間半近い長考の末、今日のメニューになった。
ここが素人の哀しいところである。材料があるのにメニューが浮かばない。
レシピ本を見てもなんかピンと来ない。素人の素人たる所以である。

その結果として「今日もおいしかったから、またお願いしたい。」と言われたら、こちらの勝ち。
「また機会があったら、頼むかも~。」と言われたら、作戦負けだろう。
今日の勝敗はどうだろう、と考えながら、弁当を詰めている。
弁当はそういうところで勝負が明らかだし、レスポンスが速いので思いの外短気な性分の僕に向いているのかもしれないと思う。

母ちゃんの手作り弁当で他で見たことがない、という「博多のたま家」独特の弁当がある。
こっちは勘弁してよ~と思うのだが、傍から見ていると羨ましいらしい。
それは「おはぎ弁当」である。

お彼岸に博多の実家ではおはぎというよりは「ぼた餅」と言った方が正しいような1個が軽くご飯一膳という大きなおはぎを作る。
6人家族なので30個以上を有田の大皿に山盛りにして、晩御飯なのである。おかずは丼に盛られた沢庵。

一気に食べきれるほどの量でもないので、翌日まで取っておくのだが、これが朝ごはんの時にも食卓にあって、気がつくと弁当にも入っている。
アルミのブック弁当と呼ばれたA4ノートサイズの薄型の弁当箱におはぎが三つと沢庵が入っているのだ。弁当の中身はそれだけ。おかずはなしなのである。

ところが、冷えたおはぎというのはけっこうしっとりしていておいしいものだ。
嫌いではないが、このおはぎ弁当を食べていると、必ず「おまえんがた、なしておはぎば弁当にするとや?おかずはないとね?」とか余計なことを聞くヤツがおる。

説明するのが面倒くさいので、できたら学校に持っていく弁当にはしてほしくなかった。
兄弟が集まって昔話に花が咲くときには、長姉から末っ子の僕までその気持ちは共通だったようだ。

人に見せて羨ましいなぁ、おいしそうだなぁっていうお弁当を持ってくる子はちょっと暮らしぶりの良い子で、大半はおかずの詰め直しとか缶詰の魚と赤ウィンナーが素っ気無く入れてあるようなものが手作りのお弁当だった。

そんな経験があるからか、懐石弁当のきらびやかな盛り付けや間の取り方は大人になってから興味が尽きない。小さな空間にコースと同じ仕事をしたものが一通り詰まっているお弁当。
今はビジネスランチの真似事みたいなことをしているけれど、いつかは宝石のようで食べるのが惜しいと言われるようなものがササッと作れるようになってみたいな、とも思う。

それは老後の楽しみなのか、何に変化していくのか分からないが、下手の横好きが始めた趣味の料理はこうなっていくのかなぁと自分なりに妄想の世界で楽しんでいる。
こんなものを食べてくださる皆さんから教えてもらう感想でナントカ自分のテンションをキープしているような気がする今日この頃である。

うちのお弁当の常連さんたち、仕事柄「収入はちゃんと確定申告してくださいね。」などと言って来る。参っちゃう…ナイショだよ、ナイショ!
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by yamomet | 2006-02-15 07:42 | ごはん・ランチ


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