新潟は全般に大晦日が一番のご馳走を食べる習慣なので、年が明けると適当にお雑煮とおせちのお重のお料理をいただくような感じです。
来客が多いところはその度にお重とお鮨の出前などで賄うようですが、家は来客もないので普段の毎日の食卓とほとんど変わりません。
お雑煮は基本的に関東風。
(大体生粋の江戸っ子がほとんどいないくらいになっているのに、関東風というのも乱暴な話で。)
牛蒡、大根、にんじん、サトイモ、セリ、鶏肉、ぜんまいなどが入ったすまし仕立てのお雑煮です。
餅は四角い切り餅。
今年はいただきものの天然のヒラタケをふんだんに入れ、セリを冷蔵庫で発見できなかったので菜花を使いました。(よそんちの台所ってホントによく分からんよなぁ、というセリフを呟いていたら怒られましたが。)
大晦日は紅白を見ながら、記憶がなくなるところまで呑んでしまったので、昼ごはんと兼用だったお雑煮の後は娘と4時ごろにおやつ代わりのうどん。
冷やしたぬきでさっぱりといただきました。
娘いわく「こういうあっさりしたものをつるっと食べると体が浄化されたような気がするねぇ。」
ってぇか、君も呑み過ぎやねん!
そして元旦の最高の贈り物が長女の勤めるお店の大将が以前に送ったうどんのお礼にとくださった「千代の光限定生原酒」
これはフルーティーな味わいでするすると呑めて、旨かったぁ!
黒ふねの大将、ごちそうさまでしたっ!
ちなみにこの千代の光という酒は雪中梅と同じ酵母を使い、同じ系列の杜氏さんが作っているので、プレミアがついてなかなか買えない雪中梅と同じ味わいを楽しめるんだ、という話を聞いたことがあるお酒です。
一般に売られているレギュラーの「千代の光」は淡麗で若干糖度は高め、後口に軽い酸味があって呑みやすいお酒です。
そのラインナップの中でも「真」という辛口が僕は一番好きです。
この限定醸造生原酒は今年を最後に販売をしなくなる貴重なお酒ということです。
最後の最後のものをいただけて本当に嬉しかったです。
さて、今日も目覚めたら昼。
昨晩は娘のおさななじみで僕らともかれこれ20年越しのつきあいのある女の子が遊びに来ていて熱く人生を語ってしまいました。
娘たちとそんな話ができる年齢にもなったんだな、とすごく嬉しい気持ちになりました。
今年も発展的な一年になるといいなと思っています。