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♪眠れない夜♪

先週半ばから週末にかけて、非常に密度の濃い経営シミュレーション研修を受けて、かなりくたびれたので、日曜日は良く寝て、特に何をすることもなく一日を過ごしてみたが、退屈になって研修でみっちりと教えてもらったマイツールというリコーのデータベースソフト操作の復習をしていた。

これがなかなか使い勝手の良いフリーソフトで、あっと驚くようなデータの結合などをホイホイやってくれる。
時々、こちらの勘違いでデータを上書きしてしまったりするので、そこは要注意なのだが、そんなところでちょっと興奮気味になって、香川のうどん屋さんの販売シミュレーションなんぞをやっていたら、午前三時になってしまった。

縦横の計算表を作るだけでエクセルの操作が完結している人には是非お奨めしたいソフトである。数字の加工をしながら、次の新しいヒントが生まれてくる。
複数の違うフォーマットの表を項目名で照合しながら必要な列データだけを抜き取り、1つに自動的に合併するなどあっという間にできてしまう。

今回、感心したコマンド(命令)は、ある製品のアッセンブリーリストを作っておき、別表で製品名を明記した注文リストがあれば、注文リストの数量を読みながら必要になる部品数をアッセンブリーリストから引用して新しく行列を追加して新規の表を作ってくれるというもの。

たとえば、「かけうどん」を一杯作るには、「うどん」「かけ出汁」「ネギ」が必要になるので、それを材料表にまとめておく。
次に一週間分の仕込み量のリストを作っておく。(1/12 かけうどん15杯、1/13 かけうどん30杯のように1行1データで作表しておく。)

仕込みリストを主体に材料表を参照画面に指定して、照合キーをメニュー名(たとえばここでは「かけうどん」)にする。
次に表示させたいデータ列を指定して、Enterを押すと、ナント!仕込みリストにあった「1/12 かけうどん15杯」の一行のデータを「1/12 かけうどん うどん15個、かけ出汁15杯、ネギ15匙」というように材料の拾い出しをしてくれている、という魔法のようなコマンド。

積算業務のある人にはこんな便利なコマンドもないんじゃないかと思うんだが、いかが?

マイツールってなんだろう?と興味を持たれた方は下のリンクをクリックすると、易しい解説があります。1984年発売のソフトでありながらも、軽快さ、データの加工性の良さは使ってみるほどに感心させられる。

しかも、2000年からずっと今でもタダで配布されている。
下手にアクセスやファイルメーカーを高いお金を出して買わなくても、これで十分に計画立案やシミュレーションは可能。

ただし、印刷機能や見栄えの調整はマイクロソフトオフィスには敵わないので、表に示したデータの重要性よりも見栄えの良い作表機能や色づけ、カッコいいグラフで派手なプレゼンをやることが最優先の人にはお奨めできない。

派手なプレゼンをやると、利益がバンバン上がるんだったら良いけど、それを作るために膨大な時間を費やす方がもったいない、と思うのは僕だけか?

マイツールってなに?
by yamomet | 2008-01-14 03:01 | 世の中の雑事


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