今日、息子が千葉から戻って来るまでの間に巷で評判の「大停電の夜」を観て来ました。
豪華なキャストで固められた作品でしたが、おぢさん的には若干物足りなさが残ってしまった映画でした。12人の男女のそれぞれに違うストーリーがバラバラに展開しながら、一つの流れの中に集約されていくところは楽しめたんですが、その先は?と思うと肩透かしをくった感じで「あれれ?」と思ってるうちにラストになってしまった感じです。
映画の中のシーンや光線の具合などなかなかファンタジックで素敵でしたよ。
ストーリーを淡々と進める中でじわりと涙が溢れてくる、というような感じに監督はしたかったのかもしれませんね。それがさりげなさすぎて分かりにくかったような気がします。
大好きな原田知世の円熟した演技がたっぷりと観られて、それはかなり嬉しいことでした。(あ~単純なこと)おかしかったのは、原田知世がインスタントコーヒーを淹れるシーンがあって、そこで使われていたものは・・・・・・お約束ですが、Blendyでした。ここはちょっと笑っちゃいました。エンドロールでちゃんと協賛としてきっちりメーカー名が出てましたもの。
いくつかのストーリーがある中で吉川晃司と寺島しのぶのやりとりは良かったですよ。
田畑智子が全体の流れを上手にまとめあげる役をしていて、不思議な存在感があって見直した感があります。
この記事の上の映画のイメージ画像は家の縁側から見える溝の口の夜景を使って公式サイトのFLASH画像の雰囲気をパクったものです。なんだろうな?と思った方は公式サイトをご覧くださいませ。
「大停電の夜に」公式サイト